食事を楽しむ人

ニキビ跡の赤みと色素沈着の治療として、紹介したいのが「食事の見直し」だ。

薬、皮膚科、エステなどで行なう施術や治療も効果的だが、忘れてはいけないのが日常生活のなかでも自分で治療を意識することだ。

今回紹介する食事の見直しはそのひとつであり、比較的重要なものである。

ターンオーバーが整う

食事の見直しがなぜ治療として必要なのか。

その理由の1つと言えるのが、ターンオーバーの乱れを整えたり、それを促す効果があるからだ。

ターンオーバーとは「肌の新陳代謝」のことで、これが正しく正常であればそれだけ健やかな美しい肌になれる。そうなる為には、ビタミン、タンパク質、亜鉛などの栄養をしっかり吸収する必要があるのだ。

ターンオーバーについてまだご存知でない方はニキビ跡の赤みとターンオーバーの関係で、その働きについて詳しく紹介しているので参考にしてみてほしい。

暴飲暴食、偏った食事をしているならそれを見直そう

評判の良い薬を使っているのに、なかなかニキビ跡の赤みや色素沈着が治らない。あなたは、こんな経験をしてはいないだろうか?

調べに調べて、「これは絶対に効く」と思える飲み薬や塗り薬を使っているはずなのに、どうも効果が感じられない、なぜだ、おかしいじゃないか。実は、私もこういった経験をもつ1人だ。

当時を振り返ると、その時期は頻繁にコンビニ弁当やスナック菓子、ファーストフードなどを食べていた。こういった食生活は、最初に紹介したターンオーバーに必要な栄養がしっかりと取れているとは言い難い。

逆に、肌が持つバリア機能の低下、皮脂の過剰分泌、新たなニキビの出現など肌に多大なるダメージを与えていたのだ。

実際に、この食生活を見なおした頃から私のニキビ跡はずいぶんと良くなった。これはターンオーバーが正常に行われるようになったとも言い換えられるだろう。

いくら効果的な薬を使用したり適切な治療を皮膚科で受けていても、暴飲暴食や栄養が偏った食事をしていれば治療の効果は100%発揮されないものだ。もしも心当たりがあるならば、食事の見直しを行ってみよう。

取り入れたい栄養、「ビタミン」、「亜鉛」、「タンパク質」

ニキビ跡の治療の為に行なう、食事の見直しといってもどうすれば良いのか?これまでにあまり食事内容を意識していないならば、こういった疑問が浮かぶかもしれない。

でも、心配は無用だ。これはただ「栄養」を意識して食事を行うようにすれば良いだけなのである。とても簡単だ。

とはいっても、ビタミンやタンパク質といった栄養がどんな食品に含まれているのかいちいち調べるのも面倒だろう。そこで、ここからはニキビ跡の治療に効く(=ターンオーバーを正常に健やかにする)、覚えておきたい栄養、「ビタミン」、「亜鉛」、「タンパク質」の3つの特徴や食品をそれぞれ紹介していこう。

ビタミン

ニキビやニキビ跡の治療をしていれば、良く目や耳にするのが「ビタミン」である。それだけ治療にはかかせないものなのだ。

食事で意識するビタミンには、「ビタミンA」、「ビタミンB」、「ビタミンC」、「ビタミンE」の4つになる。

① ビタミンA

ビタミンAは、ターンオーバーの乱れによっていつまで経っても居座っている角質を剥がす効果や、炎症でダメージを受けてしまった細胞を修復する力がある。

肉類なら鶏、牛、豚などの肝臓(いわゆるレバー)、魚類ならあんこう、うなぎ、穴子、野野菜類では人参、パセリ、茹でたほうれん草、しその葉、サニーレタス、唐辛子などがある。

② ビタミンB

ビタミンB1やビタミンB2といったビタミンBは、肌の代謝アップ(ターンオーバーの促進)につながり新しいニキビができたりその原因となる乾燥も防いでくれる。

  • ビタミンB1・・・発芽米、たらこ、焼き豚、ナッツ
  • ビタミンB2・・・卵、納豆、レバー
  • ビタミンB6・・・マグロ、バナナ、さんま
  • ビタミンB12・・・牛乳、あさり、にしん

ビタミンB2が不足すると肌荒れやニキビの原因に繋がるので、これらは特に意識してとりたい栄養だ。

③ ビタミンC

ターンオーバーに直接的に効果がそこまであるわけでないが、色素沈着タイプのニキビ跡に効果的なのが、こちらのビタミンCだ。

こちらの栄養は日焼けやしみのケアとしても良く登場する。それは日焼け跡、シミ、そばかすなどの原因となっている「メラニン」を分解したり、生成を抑えてくれるからだ。

そしてニキビ跡を治療するものにとって嬉しいのが、すでにできた色素沈着を元通りの状態にしてくれる点だ。色素沈着タイプのニキビ跡のみならず、シミやそばかすを徐々に薄く小さくしてくれるというわけだ。

こちらの栄養をダントツで多く含んでいる野菜といえば、赤ピーマンや黄ピーマン。他にはケール、パセリ、青ピーマン、茹でたブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどがある。
果物類なら、アセロラが1番多く含んでおり、他にもキウイや柿がある。

④ ビタミンE

こちらの栄養素が「若返りのビタミン」と呼ばれているのをご存じだろうか。ニキビ跡の治療のみならず、アンチエイジングとしても覚えておきたいところだ。

ビタミンEの役目は血行促進だ。

食生活が乱れてドロドロになってしまった血液も、サラサラのきれいな状態にしてくれる。すると自然と血行もよくなり、ターンオーバーの促進にも繋がるのだ。

血が綺麗になると、吸収した栄養素を肌細胞のすみずみまで無駄にすることなく届けられる。ニキビ跡も改善でき、若々しい肌を保てるのである。

ビタミンEを含む食品は、油類や魚介類になる。

油類ではひまわり油やべにばな油、魚介類ではあんこうきも、からすみ、キャビア、いくら、たらこなどがある。他にもアーモンドや唐辛子がある。

亜鉛

亜鉛もターンオーバーの促進には欠かせない栄養だ。

この栄養がしっかりと取れていると、肌の代謝がよくなりそれだけニキビ跡の赤みや色素沈着の治りも早くなる。それに加えて肌ツヤも良くなるのが嬉しいところだ。逆に亜鉛が不足してしまうと、長引く原因や肌荒れにも繋がってしまう。

とはいっても、亜鉛は多くの食品に含まれているのでそこまで意識はしなくても良い。ただし、これはあくまでもバランスのとれた食事をしている場合に限る。かつての私のように偏った食事をしているならば、見直しが必要だ。

また、亜鉛だけ取り入れてもあまり効果を発揮できないという。これはビタミンなどの他の栄養と一緒に吸収して初めてその効果を発揮するのだ。バランスの良い食事をしていれば、亜鉛やその効果を発揮させる他の栄養も自然ととれるだろう。

多くの食品に含まれる亜鉛だが、最も多く含まれているものは牡蠣だ。他には、牛もも肉、豚のレバー、うなぎ、納豆、ホタテ、そば粉、ささみなどがある。

タンパク質

ニキビやニキビ跡で気になる肌は、何からできているだろうか。

それは、タンパク質である。

タンパク質は私達の体を作っているものであり、肌のみならず髪の毛、内臓、筋肉など体の2割を占めている。

これが不足していればいくら筋トレを頑張っても立派な筋肉はつくれないし、いくら良いトリートメントを使っていてもパサパサの髪の毛のままなのである。

肌も同じくタンパク質からできているだけあり、スキンケア用品に拘ったり、ニキビ治療をしっかり行っていても、健康で美しい肌をつくれないのである。

肌の元となるタンパク質は、そういった意味でしっかり取り入れたい栄養だ。ニキビ跡の治療はもちろん、ビタミンEとおなじくアンチエイジングや美肌効果にも繋がる。

食品は、肉類では牛ヒレや豚もも肉、鶏胸肉や鶏ささみがある。魚類なら、カツオ、鮭、マグロなどだ。乳製品なら牛乳やヨーグルト、豆類は枝豆、頭皮、納豆、豆乳となり、他にも卵やごまにも含まれる。

今日からできる治療

今回紹介した食事の見直しは、今日からでも始められるニキビ跡(赤みや色素沈着)の治療だ。

赤みや色素沈着を消す為には、ターンオーバーがしっかりと行われているのが大切であり、良い薬や皮膚科に頼っているだけではまずい。食事に偏りがあるならば、ここで紹介した「ビタミン」「亜鉛」「タンパク質」の3つを意識した食事を行おう。

継続することでニキビ跡は目立たなくなるのはもちろん、ハリやツヤのある美しい肌に生まれかわるはずだ。

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