眠る女性

あなたがもしもニキビに悩まされているうえ睡眠不足な毎日を過ごしているならば、今日からでも十分な睡眠をとる毎日に切り替えよう。

そうすることで、ニキビの原因となっている「ターンオーバーの乱れ」を正すことができる。

ただ、これにはちょっとしたポイントがあるのも覚えておこう。そのポイントとは、「良質な睡眠をとる」ということだ。

ターンオーバーは、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」によって行われるのだが、ただ寝るだけではターンオーバーを行なう為の十分な分泌量が期待できない。

なぜなら、良質な睡眠をとればとるほど成長ホルモンが活発に分泌されるからである。

あなたがもしも十分な睡眠をとっているにも関わらずニキビが治らないのならば、それは「質の悪い睡眠」を行っているのかもしれない。

ここでポイントになるのは、「質が良い」睡眠をとることだ。それによってターンオーバーの乱れが整い、健康な肌細胞がすくすくと育ち美しい肌へと生まれ変わるのである。

そこで今回は、質の良い睡眠と、それがニキビ治療に効果的であることについて紹介する。

  • 質の良い睡眠中は成長ホルモンが自然と分泌されている
  • 分泌のピークは眠りについて「3~4時間」
  • メラトニンの分泌で更に良質な睡眠を
  • 「ゴールデンタイム説」は間違いではない
  • 2つのポイント

ここからは上記の5つに分けて、それぞれ紹介していこう。

① 良質な睡眠が成長ホルモン分泌につながる

良質な睡眠といっても、それはどんな睡眠なのだろう?

寝る事に対して特に気にかけていなければ、こういった疑問が浮かんでくるかもしれない。だが、こう考えてみるとどうだろうか。

ふかふかのベッドでぐっすりと熟睡できた時と、固い床に寝転がって寝た時では、目覚めた時の体の状態が全く違うかと思う。

前者の場合は「よく寝た」と清々しい気分で目覚めを迎えるのに対し、後者の場合は体のあちこちが痛み、途中で何度も目が覚めていたかもしれない。わかりやすく例えるとこんな感じだろう。

質のよい睡眠は、清々しい気分でスッキリと目覚められるだけではない。その他にも、睡眠中に成長ホルモンが活発に分泌されているのだ。これがニキビの治療にとって重要なポイントになる。

ここではまず、「良質な睡眠=成長ホルモンが活発に分泌される」と覚えておこう。

② 成長ホルモンが分泌されるピークを知る

質の良い睡眠は、良く寝たと思えるのはもちろん、その間に成長ホルモンがしっかり分泌されているかどうかもポイントである。

そこで、次に知っておきたいのが、このホルモンが分泌されやすいタイミングについてだ。ここからはこの内容について説明していこう。

1日を通して最も分泌されるのは睡眠後の「3~4時間」

「成長ホルモンが今まさに分泌されている…」と私達が実感することはないが、これは一日中分泌されているものだ。

といっても、常にドバドバと出ているのではなく「1~3時間」の間隔で分泌されている。

そして、これが最も活発に分泌されるタイミングが「睡眠中」なのだ。タイトルにあるように、なかでも眠りについて「3~4時間」の間がピークとなっている。

良質な睡眠をとりたければ、この間はしっかり眠っておくのが理想的だろう。

この間、私達の体内では1日のうちに最も多くの成長ホルモンが分泌され、これが肌のターンオーバーに繋がる。

ターンオーバーがしっかり行われると、そこで作られる細胞の状態も良く、基底層、有棘層、顆粒層、角質層と4つの層全て(これをまとめて表皮という)が健康で美しい状態になる。

正しい周期を保ち、ターンオーバーがしっかり繰り返されることで、ニキビ跡として肌に残った色素沈着も徐々に薄く小さくなり、ニキビの原因となる毛穴つまりのリスクもなくなるのだ。

こう考えると、ニキビ治療やその防止として、いかにターンオーバーが大切なものであるか分かるだろう。

正し、ここで最も気をつけておきたいことがある。

それは成長ホルモンが分泌されるピーク時(睡眠に入って3~4時間の間)、私達は「ぐっすりと眠っていること」が前提であることだ。

眠りについて1時間や2時間後に目が覚めたりするようでは、上記したような効果は期待できない。

ニキビの治療の為に、「とりあえず軽く寝て成長ホルモンを出しておこう」といっても、その質が悪ければあまり意味がないので注意が必要だ。

③メラトニンの分泌で更に良質な睡眠を

より質の良い睡眠を行なうために必要なのが、「メラトニン」というホルモンである。

これは、私達の体内で分泌されているホルモンの一種だ。これがあるおかげで、私たちは体を活動ができる状態と休憩を行なう状態に切り替えることができる。

こういった働きがあるメラトニンは、私達を「眠い」と感じさせる役目もある。睡眠を行なうには、眠気をまず感じるのが自然なことであり、メラトニンの分泌は私達の睡眠にはこれまた欠かせないものと言って良いだろう。

また、この分泌によって眠気を誘うだけでなく睡眠中にふわさしい体の状態に切り替えられるのだ。

ここまでの説明からも、途中で目覚めることなく質の良い睡眠を行なうためにもメラトニンはとても大切なホルモンといえる。実際にこの分泌量が減少してしまうと、眠りにつきにくくなる。

歳を取ると眠れないというのは、まさにこのメラトニンの分泌量が年齢とともに減少してしまうからだ。

そんなメラトニンの分泌は、20時頃から増え始め午前2時や3時といった真夜中にピークを迎える。

より良い睡眠を行ない、成長ホルモンをしっかり分泌させる為には、この時間帯には眠りについておくのが良いだろう。

④「ゴールデンタイム説」は間違いではない

成長ホルモンの分泌がピークとされる時は、かつて「22時~2時」の間とされていた。

この時間帯は、「ゴールデンタイム」や「シンデレラタイム」などと呼ばれており、肌の代謝(ターンオーバー)が最も活発になるとされていた。

ニキビの治療を行っている方の中にも、この話は一度は耳にしたことがあるだろう。そして、「それならば」と思い治療の為にその時間帯に寝ようとしたのではないだろうか。

私もそのひとりだが、実際に試してみるとこれがなかなか難しい。最も苦労したのは「22時」にはすでに就寝しているという点だ。この時間帯はまだまだ活動をする時であり、その習慣がつくまでは非常に苦労した。

そんなゴールデンタイムだが、これに対し異論も唱えられている。最近では、「②成長ホルモンが分泌されるピークを知る」で説明したように、睡眠後の「3~4時間」が成長ホルモンの分泌量がピークであるとされている。

こう考えると、特に「22時~2時」という時間帯に拘って寝る必要はないのでは…と考えるかもしれない。

ところが、そういうわけでもない。

ここで思い出して欲しいのが、「③メラトニンの分泌で更に良質な睡眠を」だ。こちらで説明したように、良質な睡眠を行なうために必要なメラトニンの分泌は主に「夜」となっている。

また、睡眠を昼間に行った場合と夜に行った場合とで比べてみると、その間に分泌された成長ホルモンの量は夜の方が2倍以上も多くなるのだ。

睡眠の時間帯と成長ホルモンの分泌は関係がないとは言われているものの、メラトニンや成長ホルモンの分泌されやすい時間帯を見ると、ゴールデンタイムには眠りについておきたいと言えるだろう。

⑤2つのポイント

良質な睡眠とは、成長ホルモンがしっかりと分泌されている状態である。また、それを行なう為には、以下の2つのポイントを抑えておこう。

  • 睡眠後の3~4時間にぐっすりと眠りにつくこと
  • 昼ではなく夜に寝ること

そうすることで、ターンオーバーに必要不可欠な成長ホルモンをしっかりと分泌させ、その結果、ニキビの治療や防止はもちろん美しい肌へとつながる。

これに関しては、これまでの説明を通して理解できただろう。

質の良い睡眠についての内容が多くを占めてた紹介となったが、これを行なうことは間違いなく抜群のニキビ治療につながるものだ。

確実にニキビを治したいと思うなら、夜の時間帯に胸を張って「良質な睡眠だ」といえる睡眠を行おう。

ニキビと生活】の関連記事
  • 眠る女性
    良質な睡眠が抜群のニキビ治療につながる
  • 眠るこども
    ニキビを治す為に「睡眠」がとても大切な理由
  • 赤ペンでチェックしている手元
    ニキビを確実に治療するには「生活の改善」も必要
この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます。